先日、ドンフーを部屋のドアに挟んでしまう事故を起こしてしまいました。
正確に言うと挟んでしまいそうになる寸前でドンフーが危険を察知して「キキッ!!」と大きな声を発してくれたので、本当にギリギリのラインでドアを止めることがました。
部屋んぽさせている最中に廊下に出してあったおやつを取りに行ってしまった事がキッカケです。
部屋に戻ろうとドアを開け、また閉めようとしたその瞬間、ドアの隙間から廊下に出ようとスルっと隙間に入ってきたドンフーを挟んでしまいました…。
しかもドアの開き口ではなくこちら側の間です。
最悪、あと少しでも勢いをつけて挟んでしまっていたら、お腹周りの骨が折れたり、内臓破裂なんて事も余裕で考えられます…。
ドンフーが鳴き声をあげてドアの間からダッシュで廊下に出たと分かった時、本当に心臓が止まりそうになりました。
私も部屋のどこにいるのか気にしていたため、ドアを閉める動作がゆっくりだったことで幸い大事に至らず無傷で済みましたが、申し訳なさと小さな生き物であるデグーの死が想像以上に近くにあるのだと改めて気づき、本当に胸が苦しくなりました…。
今回このような事件を起こしてしまったことを深く反省するとともに、今後、取り返しのつかない悲しい事故を起こさないためにも〝デグーに多いケガ・事故例〟について考え、キツく頭に入れておこうと思います
①《部屋んぽ中に踏んでしまう事故》
飼育してみて分かりましたがデグーは想像以上にすばしっこく、足が速いです。
そのうえ、チンチラやリチャードソンジリスのような大きさもないため、常にデグーに注意を向けていないと見失ってしまうことも…。
部屋んぽしている最中、足元へ物凄い速さで突進してきたデグーに気付かずに踏んでしまい、悲しい結末を迎えてしまったという事故はかなり多いようです。
特にお子さんがいる家庭で起こりやすい事故でもあるようです。
ゆっくり腰を下ろし、安定して座っていられる時間帯に部屋んぽさせるのが理想的ですね。
②《落下事故》
デグーを立ったまま抱っこしている最中などに落下し頭を打ってしまうケースや、ケージ内の高所から落ちて亡くなってしまうなどの落下事故です。
私もケージ内の落下事故防止のために底の金網部分の上から新聞紙を3枚敷いて、その上に床材やチモシーを敷いています。
掃除は少し面倒くさいのかもしれませんが、ちょいちょい落下してもドンフーはケガせず済んでいるので、とりあえずこのままのスタイルでケージを設置していくつもりです。
飼育してみて分かりましたが、デグーは超やんちゃな小動物です!
好奇心が強いので、うちでもありとあらゆる登れそうなものに登っては降りれなくなったりしています…。
爪が鋭いため、ツルツルしていない素材のものなら何でも登って遊んでしまいます。
そのくせ降りるのがことごとく下手くそという…。
つい先日もカーテンの高い所までよじ登っていくところを目撃したため声をかけながらゆっくり近づくと、気まずそうな目をしながら私の迎えを大人しく受け入れてました(笑)
デグーを飼育し始めてから私が意識している事は
〝声をかけたり、ゆっくり動くこと〟です。
デグーは物音などにかなりビックリするので、声をかけずに焦って迎えに行こうとしたりすると、逆に足音などにビックリして落下したり動き回って捕まえられないなどの可能性大です。(経験済み)
いつも通りの声をかけるだけでデグーは
「巨人がこっちに来るらしいぞ!」
と意識をこちらに向けてくれるのでビックリせずに受け入れてくれます。
「ドンフー様ただいま参りますよ~」なんて言いながら迎えにいくとピピピ♪と謎の喜び声をあげる時もあって面白いです(笑)
ドンフー師匠に舎弟の如く尽くす日々でございます…。
「迎えご苦労!」
③《誤食・誤飲の事故》
デグーはなんでもかじるので小さく噛み砕けそうなものはそのまま飲み込んでしまいます。
うちのドンフーはダンボールやテープなどをかじって遊んでも床に落として食べはしませんが、個体によってはなんでも食べてしまうデグーちゃんも多いようで…。
この件が気になったので、以前の記事にも記載してある誤食してしまったプラスチックの本のカバーを最近ドンフーの目の前にワザと置いて見たところ、匂いを嗅いだり甘噛みして確認するものの全く目もくれない感じです。
誤食してしまった頃は生後1ヶ月弱の赤ちゃんだったため、よく分からないまま飲み込んでしまったのか、お腹を壊して学習したのかは分かりませんが、とりあえずは少し安心です。(部屋んぽ中は片付けますけどね)
ちなみに、小動物が飲み込んでしまうものの中で1番の死因になるものは
〝糸クズ〟
らしいです‥。
糸クズといっても少し長さのあるもので
タオルなどをかじってほどけた糸をスルスル飲み込んでしまったりすると、腸の中で詰まって苦しい思いをしながら亡くなってしまうようです。
ケージ内にいながら原因不明のまま亡くなっしまった小動物は、寝床などの糸クズを飲み込んでしまったために亡くなってしまっているケースも多いようです。
デグーは飲み込んだものは吐けない構造の体なので、〝腸閉塞〟などにならないように部屋をコロコロなどで必ず掃除してから部屋んぽさせてあげないとですね。
④《ケージの金網に挟まってしまう事故》
デグー飼育によく使用されているイージーホームシリーズ。
うちでもイージーホーム40ハイを使用していますが、扉の構造は本当に安全なのか疑問に感じたため調べてみたところ、ケージの扉部分に腕や首が挟まって亡くなってしまった事故例などがあるようです…。
デグーは手足も小さく細いため、外側から閉める構造の扉部分で挟まれる事は基本無いだろうと扉を勢いよく閉めて骨折させてしまったり
扉のフックの部分が1つしかはまっておらず、開いている方から一生懸命脱走しようとして首を挟んで窒息してしまった悲しい事故などもネットで目にしました。
これは1番ハッとした事故例で、確かに私もフックがはまりづらくてなんだかな~と最近よく感じていたので、意識して開け閉めしないとこのような事故が起きてしまう可能性があるのか…と、とても考えさせられました。
悲しい事故ですが、他のデグーちゃんの事故を防ぐためにも詳しく書いてくださっているブログの主様達に感謝です。
⑤《感電事故》
デグーはありとあらゆるコードをかじるので感電事故はとても身近なものだと常日頃から感じます。
うちでは部屋んぽさせる際は必ずコンセントを抜いています。
まだ適当なコードチューブを見つけられていないため根元から抜くしかない!って感じです。
うちのドンフーはまだ小さいからか、コードなどをガジガジ強くかじってボロボロにした試しはありませんが、成長して歯も強くなってからの事を考えると絶対コードかじりはやらかすと思うので考えると恐ろしいです…。
いいコードチューブを見つけ次第、レビューしてみたいと思います。
⑥《低体温症・熱中症》
こちらは病気のカテゴリーか迷いましたが、飼い主のミスによって引き起こされるものは事故扱いだと思ったので…。
デグーはけっこう寒さに弱いと知ってから私も低体温症は初期の頃から意識しています。
デグーを飼育するうえでベストな室温設定は
・温度20~25℃前後
・湿度50%前後
と言われています。
特に低体温症の事故が多発しやすい肌寒くなってきたけど暖房をつけるほどでもない10月前後、帰宅後に寒さで亡くなってしまっていた…というケース。
人間の体感と小動物の体感はまた全然違うので、「寒い(熱い)と思うまではエアコンをつけない!」という考えはデグーというエキゾチックアニマルを飼育するうえで通用しません。
私も基本暑がりですが、ドンフーが来た11月からはエアコンで24~28度設定くらいにしています。
温度計で計ってみると、エアコンをつけた状態でも床は20度程まで下がり、ケージの上では25度前後です。
イージーホーム40ハイの高さは620mmですが、人間の足首から太ももあたりの高さまででこれ程温度差があると思うと温度と湿度の管理はけっこう大変だな…と思います。
なので、7畳程の我が家では若干あったかめの26度~設定でちょうど良いかなって感じです。
過ごしやすい温度については季節や個体差も重要だと思うので、色々調整しつつ様子を見ていこうと思っています。
そして、デグーは湿度の高さにもかなり弱いです。
「なんか今日は元気ないなー」
と感じたらまず温度と湿度をチェックしてみてください。
温度計を見てみると雨の日や換気扇のスイッチの付け忘れなどで湿度が65%以上になっていたりすると、うちのドンフーは普段よりボーッとしている感じで大人しいことが多いです。
これくらいの誤算では死に至るほどではなくとも、ドンフーを家に迎えた以上、できる限り心地良く過ごさせてあげられれば…と日々感じています。
《まとめ》
(服の中で眠るドンフー)
デグーはデリケートな生き物ですが、小さいながらも生命力が強く学習能力の高い生き物だと飼育3ヶ月めを迎えて少しずつ分かってきました。
大きな事故や病気などなく、ペットという制限のかかった生活だとしてもできる限り楽しい日々を寿命まで全うして貰えるように、飼い主として今回の事件を深く受け止め、限られた時間の中でドンフーとしっかり向き合っていけたら…と思います!
ではでは(〃’-’〃)
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